陥没乳頭の治療・手術

陥没乳頭の症状

大阪で陥没乳頭の手術が保険適応のクリニックならSOWACA乳腺・形成外科クリニック大阪乳頭が乳輪から突出せずにへこんでしまっている状態をいいます。
乳頭の陥没には、先天的なものと、後天的なものがあります。
以下のような症状・問題が生じます。

  • 陥没部位に細菌が溜まり乳腺炎(乳輪下膿瘍)になり、繰り返すことがある
  • 赤ちゃんへの授乳が難しい
  • 外見上のコンプレックス

仮性陥没乳頭

乳頭を指で引っ張ったり、刺激することで突出するものの、またすぐに引っ込んでしまうタイプをいいます。

真性陥没乳頭

指で引っ張ったり刺激をしても、突出させることができないタイプをいいます。

陥没乳頭になる原因

後天的な陥没乳頭は、乳管まわり炎症や、乳房の肥大、乳がん、乳房手術の合併症として乳頭が引き込まれて生じます。
一方で先天的な陥没乳頭の原因は不明ですが、乳頭自体の組織が未発達のものや乳管が先天的に短いケースがあります。

陥没乳頭のリスク

乳腺炎になりやすい

陥没乳頭のリスク➀陥没した部位に細菌が溜まり、乳腺炎になりやすい状態が続きます。何度も乳腺炎を繰り返すケースも見られます。

授乳に影響が出ることがある

陥没乳頭のリスク②陥没のために授乳ができない・難しいことがあります。

見た目がコンプレックスになる

陥没乳頭のリスク③家族や友人と温泉に行くとき、恋人ができたときなど、シチュエーションは限られますが、陥没した乳頭の見た目がコンプレックスになることがあります。

陥没乳頭の治療・手術方法

切らない方法

持続的な乳頭の吸引、器具による引っ張り出しなどによって改善する場合があります。
ただ、効果が現れるまでの時間は3ヵ月~2年といわれています。

手術方法

乳管周囲のひきつれを解除し、乳首を持ち上げて固定する方法、乳頭に切開を加えて引き出す方法などがあります。手術の傷痕はほとんど目立ちません。
ただし、必ず乳頭が完全に突出するとは限りません。また、再発のリスクがあり、必要に応じて再度手術が必要になります。また、手術によって形は改善されても、授乳の際にミルクの出が悪いことがあります。
治療は日帰り手術可能です。片側30分程度で終了します。

陥没乳頭の治療費用(保険適用)

いずれの治療法も、以下に該当する場合には健康保険が適用されます。

  • 授乳の障害になっている
  • 一般に40歳以下で、今後出産・授乳の可能性がある
  • 乳腺炎を起こす可能性がある
費用(両側) 44,100円

※両側の陥没乳頭を手術した場合です。片側の場合、おおよそ半額とお考えください。
※3割負担の方の場合の自己負担額です。
※その他、術前検査代、処方代が別途発生します。

よくある質問

陥没乳頭の美容外科の手術との違いはどのような違いですか?

授乳困難の場合:18歳~40歳で保険適応となります。
当院では保険と自費の術式の違いはありません。

手術後すぐに運動できますか?

創傷治癒に3か月~6か月はかかるので激しい運動は控えてください。

手術後の来院のタイミングはいつぐらいがよいでしょうか?

可能であれば術後数日後にご来院ください。
手術後10日目に抜糸を行います。
その後は1か月後、2か月後、3か月後で終了となります。
術後にご来院頂けない場合は、修正術はお受けできない可能性がございます。

手術後のケアは必要ありますか?

抜糸までは直接外力が加わらないように、スポンジの堤防のようなものを張ります。(術後10日目まで)
それ以降は1日2時間ぐらい吸引するタイプの乳頭補正器(1日2時間程度)を6か月装着して頂きます。

再陥没した場合の修正術が可能ですか?

術後3か月以降であれば再手術が可能です。
保険適応となります。

他院での修正手術は可能でしょうか?

可能です。
ただし美容形成で手術を行われた方は自費診療になります。

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